中国輸入と聞くと、どのような印象があるでしょうか?
- 商品を安く仕入れられそう
- いろんな商品がありそう
- 不良品が送られてこないか心配
良くも悪くも、様々なイメージをお持ちだと思います。
中国輸入をしている人の一番の理由は、金銭的なリスクを避けるためです。
輸入は一個一個の商品が安いため、仕入れ価格を抑えることができます。
そのため、お金の心配を回避してビジネスができますし、やることもシンプルなので、副業にも向いているといえます。
そして、いろんな商品を扱うため、商品の目利きが養えますし、売れる商品が見つかればネットショップ展開も可能です。
このように、低リスクで高リターンが見込める。そんな中国輸入について詳しく解説していきます。
中国輸入ビジネスとは?
中国輸入はその名の通り、中国から仕入れた商品を日本で販売する輸入ビジネスです。
販売場所は主にこのようなサイトを使います。
- メルカリ
- ヤフオク
- アマゾン
ゆくゆくは、自分がセレクトした商品を、ネットショップで販売することもできるようになります。
一部、BUYMA(バイマ)でも取り扱いがありますが、中国輸入の商品はノーブランドということで、あまり出品されることがありません。
そのため今回は、BUYMA以外での販売を目的とした内容について、解説をしています。
中国輸入の特徴やメリット
中国輸入は副業として人気の輸入ビジネスですが、それは一体なぜだと思いますか?
中国輸入には様々なメリットがあるからです。
- 商品単価が安いので利益率が高い
- 売れ筋商品を繰り返し販売して利益額を伸ばせる
- 物販のスキルを磨くことができる
もちろん、金銭的なリスクを抑えられる点も魅力なのですが、それだけではここまで多く人が取り組んでいません。
中国輸入は初心者でも問題なく始められるので、特徴やメリットをしっかりおさえておいてください。
商品単価が安いので利益率が高い
中国輸入の一番の特徴は、仕入れ価格が安いことにあります。
つまり日本で売れているものを、中国で安く買うことで、普通に売ったとしても利益が得られるようになるのです。
慣れないうちは、なかなか売れないこともありますが、仕入れ価格が安いので、気にせずどんどん先へ進めて経験を積むことができます。
売れ筋商品を繰り返し販売して利益額を伸ばせる
中国輸入では、商品自体が安いということもあり、とくに最初のうちは利益額があまり大きくなりません。
そこで、売れる(利益の取れる)商品を繰り返し販売することで、一定の利益額を確保し、安定させていくのがポイントです。
このように、繰り返し販売ができると、中国輸入はずいぶんと手間が省けて楽になってきます。
すでに一度、取り扱っている商品のため、勝手が掴めているからです。
販売の際も再出品が主になりますし、梱包や発送の仕方も慣れているので早くできます。
利益が取れる商品&繰り返し売れる商品を掴むこと。これが中国輸入で成功するための道のりです。
物販のスキルを磨くことができる
中国輸入では、ブランドアイテムやメーカー品は取り扱いをしません。
なぜなら、偽物のリスクが付きまとうからです。
そのため、中国輸入では基本的にノーブランド商品を仕入れることになります。
それは良くも悪くもシビアで、正直に価格に反映されます。
商品のニーズをちゃんとリサーチできなければ、売れ残ってしまったり、売れても赤字になってしまいます。
一方で、商品の価値を正しく見定めることができれば、自分が売りたいものが売れるようになるし、ライバル不在の商品を見つけることも可能です。
いろんなものを実際に売買して実践を積むことで、物販のスキルでとても大切な商品の目利きが、どんどん磨かれていきます。
中国輸入のデメリット
中国輸入には様々なメリットがあります。
仕入れも販売も既存のサイトを使うため、事前の準備もあまりなく、金銭的なリスクも低いため、初心者でも簡単に始めることができます。
ですがそうすると、誰でもできる反面、ライバルも多くなってしまいます。
また、中国と聞いてイメージされる人も多いと思いますが、商品の質や販売者の対応が良くないといった問題もあります。
中国輸入のデメリットを避けるための予防と対処
そのためまずは、偽物を扱わないために、ブランドアイテムやメーカー品を仕入れないことを徹底してください。
そして、粗悪品が混ざっていることは仕方がないと受け入れ、仕入れ全体をみて利益を得られるように、正しい商品リサーチをすることが大切です。
販売者の対応としましては、仕入れの際に代行会社を利用することで、ある程度、抑えることが可能となります。
中国輸入で売れる商品とは?
普段の生活の中で周りを見渡してみると「Made in China」はたくさんあるはずです。
このように、私たちの身の回りには、中国製品はゴロゴロしているものです。
現在では「メイドインPRC.」という表記があり、これは中国製品の原産国表示の一種になります。
PRCは中華人民共和国(People’s Republic of China)の略で、従来の「Made in China」に替わる表記として使用されることがあります。
中国輸入で狙いたい商品ジャンルや特徴
売れる中国商品というのは、ほとんどが「ふつうのモノ」だったりします。
「ブランドやメーカーはどうでもいいから安い方が嬉しい」と多くの人が考えるアイテムは売れやすいといえるでしょう。
たとえば、服やキーボードなどは、時期が来れば新しいものに買い替えをするものです。
他にも、イベントグッズやアウトドア関連など、その時だけ使うためのものであれば、ブランドやメーカーにはこだわらないため、積極的に狙っていきたい商品になります。
中国輸入での商品の仕入れ方
中国からネ仕入れをする際、現地に行くという方法もありますが、あまり現実的ではありません。
仕入れをするサイトはいくつかありますが、初心者でも簡単に扱える世界最大級のオンラインサイトをご紹介します。
淘宝(タオバオ)
https://www.taobao.com/
ヤフオクやeBayの中国版みたいなものです。いろんな商品を販売しているので、見ているだけでもおもしろいです。
もし、タオバオで商品の検索や商品ページの閲覧ができない場合は、こちらを参考にしてください。
タオバオは中国のサイトなので漢字表記になっています。
なんとなく意味は理解できるかと思いますが、検索する際はGoogle翻訳を使って日本語を中国語に変換するとスムーズです。
Google翻訳
https://translate.google.com/
タオバオで仕入れる際は代行会社を利用する
仕入れたい商品が見つかったら「代行会社」を利用します。
日本人(日本在住)の場合、直接タオバオで仕入れをするのが難しいため、中国内の会社へ代わりに購入を依頼する形になります。(日本人経営の会社もあります)
「タオバオ 代行」などのワードでGoogle検索をすると、様々な中国仕入れ代行会社が出てくるので、条件を確認して、希望に合ったところを選んでください。
代行会社は料金だけじゃなく、顧客対応や返信速度なども含めて選ぶのがポイントです。
わからないことや気になる点があれば、実際に問い合わせてみてください。
どのような問い合わせ対応をしてくれるかも含め、その代行会社を選ぶ基準になります。
中国輸入に向いていない人とは?
ここまでで、中国輸入についていろいろと書きましたが、やはり日本とは勝手が違うところが多々あります。
- 仕入れ先がどんな相手か、限られた情報でしか判断ができません。
- 不良品が届いても、基本的には諦めて次へ進むことになります。
- クレームを言ったり、返品対応をしてもらうことはできますが、時間も手間もお金もかかってしまいます。
それだったら、問題があればそこでお終いにして割り切り、次に進んだ方が生産的だと言えるでしょう。
なので中国輸入では、時に「気にしないマインド」が必要となります。
でないと事あるごとにストレスが溜まり、ビジネスどころではなくなってしまいます。
中国輸入ビジネスは初心者の副業に最適な理由
中国輸入には、メリットがたくさんあります。
- 知識や経験がなくても始められる
- 商品単価が低いためお金のリスクが減らせる
- 仕入れ価格が安いため高い利益率が見込める
- 売れ筋が見つかったら数を売って安定させられる
- 物販スキルを伸ばせる
- 将来、ネットショップ開業の道ができる
- 作業が単調なので人に任せて自分の手をあけられる
など、輸入ビジネスの中でもとくに展開がしやすいジャンルになります。。
中国輸入は低単価商品を取り扱うため、たとえ失敗して赤字になったとしても、またすぐにリカバリーできるのも、初心者向きといえるでしょう。
早く結果につなげたい人に向いているビジネスモデル
中国輸入は、どんどん作業を進めて実践を積むことができます。
良くも悪くもですが、仕入れて販売するというサイクルで、すぐに結果が出るからです。
ゆくゆくは外注化して人に任せることもできますから、コツコツ努力をして大きく展開していきたい人にはおすすめです。
実際に経験してみて、興味や関心を持てるかどうか、試してみてください。
そこで熱を入れられそうであれば、実践を繰り返して、検証と改善をおこなっていくのが、中国輸入ビジネス攻略のコツです。