輸入ビジネスも参入者がどっと増え、だんだん利益率が減っている人も多いのではないでしょうか?
利益が減るのは切実な問題で、このままで大丈夫なのかと不安もつのってしまいます。とくにこれから輸入ビジネスをはじめようと思っている人には深刻な問題です。
利益を増やすもっとも効果的な方法は、仕入価格をおさえることです。
仕入れにかかる金額が安くなれば、その分、そっくりそのまま利益になりますね。同じものを買うのであれば、少しでも安くした方が得だということです。
仕入れ交渉なんて素人でもできるのか?
では実際に、仕入価格をおさえるためにどうするのかというと、仕入れ交渉をおこないます。海外ショップに直接、値下げしてもらうためにアタックするのです。
すみません、ちょっと驚かせてしまいましたが、やることはまったく難しくありません。
相手は海外ショップで、こちらは専門資格もないイチ個人。でも大丈夫、交渉というと少し難しくてハードルが高いように感じられますが、基本的にはメールのやり取りになります。
もちろん、全て英語になりますが、言語なんてけっきょくはツールにすぎません。大事なのは、こちら側の“買うための条件”をちゃんと伝えることができるかどうかなのです。
以外と交渉というか、やり取りはスムーズにいくので安心してくださいね。
実際に値下げ交渉をしてみよう!
やることは簡単です。「〇〇ドル安くしてほしい」という結果をもらうために、「〇〇ドル買いますので」という条件を伝えましょう。ギブ&テイクですね。
一方的に「安くしてほしい」といっても、相手はいい気分をするはずがありません。お互いにWIN-WINになるにはどうすればいいかを考えてくださいね。
よく、「最初はムチャな要求をしろ!話はそれからだ」といって、いきなり半額などを提示するようすすめている人もいますが、それは相手のことを考えているのだろうかと疑問に思います。
また、交渉は相手との関係を築くことでもあります。仲良くなると、たとえば「取り置き」や「お取り寄せ」などもしてもらえますし、日本人に売れているものという情報も送ってもらっています。
英語ができなくても言葉は通じる
やり取りの内容は英語です。ですが英語が話せる必要はありません。
たとえば、数字は英語も日本語も同じなので理解できますし、やり取りはメールでおこなうので、わからなければすぐ調べることができるからです。
Google翻訳は優秀なので十分に翻訳は可能ですし、それでも不安であれば有料の翻訳サービスを使っても数百円ですみます。
たとえば、コニャック翻訳では、値下げ交渉程度の英文でしたら、専門家が200円ほどで当日内に作成してくれます。
他にも、友人や知り合いがいる人は頼んでみてもいいですし、SNSも発達していますから、日本語と英語のエクスチェンジなどを利用するのも有効ですね。
仕入れ交渉が難しい場合もある
ここまで仕入れの交渉についてお伝えしてきましたが、100%成功するわけではありません。交渉自体は確かに簡単です。誰でもできます。
ですが、たとえばブランドや大手デパートなどは交渉成立が難しいことが多いです。なかなか返事が返ってこないこともあります。(もちろん、やってみたらできたブランドもありますが)
セレクトショップなど、いわゆるネットショップについては、交渉(相談)がしやすいですし、内容が難しいような場合でも、落としどころを提案してくれたりもします。
交渉自体は簡単だけど、成立においてはうまくいく時といかない時がある。だからこそトライして自分で感覚をつかむことが必要だということです。
値下げ交渉のやり方とは?
海外ショップとの交渉ですが、やり方は簡単です。こちら側の希望と条件を箇条書きで伝えることです。
[surfing_su_box_ex title=”ディスカウント交渉”]
Hello.
Can you give me a discount $10 if I purchase more than 3 items?
(3個以上買うので10ドル安くしてくれませんか?)
Thank you,
[/surfing_su_box_ex]
たったこれだけ? はい、これで大丈夫です。日本でのやり取りのような事前のあいさつや社交辞令は不要なので、ズバリ、こちらの要求のみを伝えます。丁寧さは必要ですが、ズバリそのものでOKです。
慣れてきたら、要件を増やしてみましょう。
さらに交渉の成功を高めるコツ
最後に、交渉前の準備というか、より成功率を高めるためには、リピーターとして交渉をすることです。できれば、交渉を行う前に、週2回ほどのスパンで買付をすると、相手側のマーケティングにのります。
長く付き合いたいショップであればあるほど、慎重に、そして大胆にコンタクトを取ってみてください。
交渉は成立しなくて当然、できたらラッキーくらいの気持ちでもいいですから、ぜひ積極的にトライしていきましょう。
やってもやらなくても仕入れをすることは同じです。だったら、やった分だけ利益になる方を選びたいですね。